2006年05月10日

回家了=ただいま

それにしても変な旅程の九日間だった。まず、成田から香港経由で北京へ。。。北京とベトナムに同じ航空会社で行くには、キャセイしか選べないのだ。チケットは破格に安かったが、九日間でトランジットを3回。しかも全てが香港だった。

思い出してみれば、今は亡き香港カイタック空港で夜を明かすハメになったのは22歳の時だった。外国で野宿?した経験は、幸いなことに3回しかないが、その中では間違いなくココが最高に寝心地が良かった。

新しい香港空港は、金さえあれば楽しめる場所だ。何でもある。そしてデカい。2時間のトランジット・タイムでは街にも出れず、空港の中を散歩するしかなかった。2時間で空港全体の4分の1くらいは見れただろうか。

で、北京に着いた。懐かしい匂い。止めていたタバコが、無性に吸いたくなる。タクシーで友人の家へ向かうが、空港から近く、ほんの500円ほどの距離だった。運転手が嫌な顔を見せないことに驚く。降りる時に多めに払ってしまった自分は、何への対価を支払ったのか考える。

この後、ベトナム・カンボジアを巡る間も、結局このテーマが頭を離れなかった。つまり、金を払う・与えるという行為。より正確に言うと、正当な対価を払うということと、それ以上の金を払うということの、心理的なブレについてだ。

長いフライトに疲れてはいたが、荷物を友人宅に置くと夜の北京へと出かける。タクシーの運転手に行き先を告げる声からは、すっかり北京訛りが消えてしまっていたが、嬉しさを押し殺している自分がいることがわかった。北京に住んでいた時、心の拠り所にしてた店だ。

店の前の駐車場を店に向かって歩くと、ガラス張りの店内には懐かしい顔が見える。すると、そのうちの一人が俺の顔を見て店を飛び出して来た。相変わらず赤い頬をした、この店の一番弟子だ。少年から青年へと成長しつつある顔で俺を迎えてくれた。

人材流動が激しい中国では奇跡的なことだ。それが飲食業ならば特に。

「とうとう戻って来ましたね。家に帰って来た感じでしょう。」

胸に暖かいものが込み上げる。俺は北京に帰って来たんだ。確かにココに住んでいた。深い安心感を覚え、知らずと顔が緩む。やはり北京はいい。
しかし、、、3年の歳月は街の風景を変え、また、それぞれの人の立場にも変化があることを、3泊の滞在の間に知ることになる。いや、変わらないものは変わらない。大切な何かが変わっていないことはわかる。でも、懐かしさに浮かれた俺の頭でも、徐々に理解することができる程度の変化が起きているのもまた事実だった。
posted by yoshiharu at 00:10| Comment(4) | TrackBack(0) | China | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お〜、ご利用ありがとうございます。
空港だけといわず香港にも降り立ってくればよかったのに〜。
結構楽しいよ〜。

私旅好きで色々な国に行ったけれど、海外でそんなにお気に入りの、店員さんが覚えていてくれそうな国なんてないわ。
やっぱり、「住んだ事がある」って旅するのとは訳が違うよね。

Posted by Yossy at 2006年05月10日 22:13
>Yossyさん
え? 香港空港で働いてるんだっけ?????

上にも書いたように3回トランジットしたんだけど、
2回目のトランジットの時に街まで行きましたよ。
詳しくは旅行記の続きで書きますのでお楽しみに。
Posted by よしはる at 2006年05月14日 00:59
いえ、日本にてキャセイで働いてるんだけど、香港も活気溢れてて面白い街だと思うので、会社もろとも宣伝してるわけです。

続き楽しみにしてますわ☆
Posted by Yossy at 2006年05月14日 21:10
なるほどなるほど。
トランジット3回、都合6機を乗り継ぎましたよ。

機内での話も、そのうち書くと思います。
サービスは良かったよ。食後のアイスとか( ^∀^)
Posted by よしはる at 2006年05月15日 23:01
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